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高畑の家/設計考察・6 「スケール感」 - 2007/03/20

「スケール感」 空間の大きさを感じる尺度
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この写真は光の入り方を注意して、住みはじめる前に撮ったものである。
壁が白いこともあり、自分の焦点は壁にさす光であったり、1階の窓の外であったりと対話する相手を設計の中で考えていて、おおよそその現象が実際に出来上がる。
それが下の写真のように住みはじめると、建主の方で様々な物が置かれる。
ここで、その物の大きさ・物への焦点などで、自分の受ける空間の大きさがはっきりしてくる。
感覚が以前とは変化していることがわかる。
今回この「高畑の家」は、あえて周囲の環境との対話の中で、開口部を絞りかなり限られた外部との関係を大切にしたため内部に壁が多い、そこで身体的には室内に包まれて、内での物との対話(感覚的な関わり)をたくさんしている。
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住みはじめてから訪れたこの住宅のスケール感は、落ち着きのある居心地の良さを感じた。
もう一つ踏み込んで観察するとおもしろいなと思えることは、生活の中での家族の姿である。
日々の生活の中での個人の単独行為や、他の人との関係性・・この関係性はこの住宅でいろんな所で起きるように工夫してあるので見てみたい。
また訪れて観たいな・・・
住宅は生活する「機能」と「空間」の関係がとても奥深い気がする。
だから、おもしろい。

愛知県 名古屋 建築家 設計事務所 向井一規建築設計工房


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