mki-archi

home  concept  about  works  blog  link  contact


愛知県立芸術大 発想の力 - 2008/08/03

デザインの力は、まず発想の力が大切だと思う。
先日、愛知県立芸大デザイン学科プロダクト専攻の課題講評会に参加する機会があり、面白い作品に出会えたので紹介します。
10年先の住宅設備ユニットをデザインする課題で、彼女が考えたのは、バスタブでのリラックスタイムを充実させることでした。20代30代の女性がゆっくりと身体を休める?楽しむ?ための空間としてお風呂に何時間も入るというのである。
愛好家が集っているブログの紹介があり、下記の写真はその実例として紹介されたものである。なんと浴槽に雑誌を持ち込み、食事(麺類?)をしてデザートにアイスクリームを食べているらしい。鏡を見て美容のチェック、エステもするのだろう。
まさに「お風呂で生活する」というタイトルは的確である。
CA3A0129004.jpg
特殊ではあるがこのような人たちは確実にいるのだと驚かされた。この特殊解に対してのデザインをする、とても面白そうだ。
使い勝手と形をリンクさせデザインする。「ゆりかご」と名づけられたバスタブは 繭 の形をして、ゆったりと包まれるやさしいものになっている。テーブルをスライドさせて、入るらしい。リラックスできる自分の好きな場所に置くとよいと思う。
CA3A0128004.jpg
日頃、住宅の課題を担当していると、基本的なルール、寸法の勉強など押さえなくてはいけない部分に目が行き、根本の発想の力についてどのように目を配り、アドバイスするか・・・忘れがちになってしまう。基本は大切であるが、その学生が持っている個性、特色をいかに引き出し、伸ばしてあげられるか・・・・、考えさせられる時間となった。
単体の建築の課題として、住宅が最初で最後となる県芸の環境デザイン(スペースデザイン)では、もう少し個人の特色によって課題の内容、押さえどころに幅をもたせ、自由な発想を引き出せると良いだろう。

愛知県 名古屋 建築家 設計事務所 向井一規建築設計工房


-  diary / archive  -      

copyright©mki-archi All Rights Reserved.