mki-archi

home  concept  about  works  blog  link  contact


就職希望者から・・・知らされた。 - 2012/02/29

« prev

昨日、異色の就職希望者がアポイント無しにやってきました。
大学で児童教育を学び、名大の大学院の前期課程(マスター)で心理発達学を専攻、
その後、後期課程(ドクター)途中で東大の研究生、そして名大で博士号(心理学)取得と・・・
かなりの勉強熱心な人です。 僕にはそんな能力も気力もありません。
現在、東大の大学院で特任助教の仕事をしながら、専門学校で建築を勉強しているようです。
なぜ・・・?こんな人が、ここに・・と、驚くばかりでした。

しかし、話しを聞いてみると、私の設計した建築にとても興味があるようです。
ホームページを見て細部まで勉強してました。
住空間で大切な「ふれあい・成長・経験・学び・・」など長く住み続けながら、
精神的に育まれる人の心の成長を考えていること。
そして、外部環境とのつながり「緑や光そして風」を大切に空間をデザインし、
人に与える感受性を丁寧につくっていること。
など・・・具体的に実践している僕の建築に魅力があるようです。

これまで研究してきた、心を外側からとらえるのではなく、空間をつくることを通して
「人の心に豊かな経験を実際に生む仕事」をしたい、ということで来たようです。

彼に言われて、改めて思いました。そうだな、僕はいつも人の気持ちを考えて設計してるな。
打合わせの時から、クライアントの意思を読み取り、住む器としてその人にフィットした感覚の空間をつくること。
与えられた敷地の環境がその器からどのように自然と心地よくふれあうか。
人が過ごす住まいの豊かさを目指していました。

なかなか写真では伝わらない空間を、彼は感じていました。

夜には急遽、「再生M」のクライアントに無理を言って見学をさせてもらいました。
やはり、実際に空間を体験しないと、本当に彼の思っていることが当たっているかどうか・・・
感じて、なんぼか のことですからね。
たくさんのことを感じたようですが、最後に「新しいけど、なつかしい感じがしますね。」
と、事務所のコンセプト「新しくてなつかしい建築」と言われたことで、紹介してよかったなと思いました。

自分の仕事に関して悩みの多い毎日ですが、彼との出会いで改めて自分の建築を知った半日になりました。

ikki 2012.2.29

愛知県 名古屋 建築家 設計事務所 向井一規建築設計工房


« prev-  column diary / archive  -      

copyright©mki-archi All Rights Reserved.