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太陽の杜  もりのようちえん - 2012/05/31

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愛工大の設計課題で「保育所」を計画しているため、学生といっしょに「もりのようちえん」を見学してきました。

長久手にある有名な「太陽の杜」の中にある緑あふれる所です。

 

山の谷間を広場として傾斜地に7つのクラスと遊戯室などが建っています。

右の写真は、遊戯室のバルコニーとその下の長ぐつ置き場の様子です。

半地下の横穴を上手く使って倉庫と長ぐつ置き場になってます。

ここは縦割り保育という 3・4・5才の子が10人ずつ、30人で1クラスの兄弟のような関係で互いに学び教えていく幼稚園です。

異年齢保育ともいわれ、3才児は上の子から教えられ、4才児はみずから行動を起こし、5才児は下の子に教えていくという関係が

互いに育つと言う、最近 注目されている教育です。

  遊戯室は大きな開口と屋根にあるスリット状の天窓で明るく気持ちの良い空間です。

    

遊戯室に事務室もあり、ここを中心に各クラスに行く通路があります。みな屋根つきの道でこのようにきちんとした屋根のあるところは良い方で

帯状にテントを貼った山道がほとんです。しかし、この不便さに豊かさを感じます。キャンプ場をそのまま幼稚園にしたようなイメージです。

入り口の向こう側に開放的なバルコニーがあり、みな木々に囲まれたとても心地のよい家(クラス)です。

園児達は毎日、遠足に来ているかのような楽しい暮らしです。

ここではルールが大切で、自由に遊ぶために約束を守らないといけません。それが園児達のしつけや教育につながります。

自然がいっぱいで危険もたくさんあります。遊具が一切無く、自分達でこの自然の恵みのなかで遊びを工夫して楽しんでいます。

段差や傾斜を利用して工夫されたベンチやテーブルなど園内のつくりにも感心させられます。

このロケーションに建築するという幼稚園を構想した、そのことが素晴らしいと感じました。

建築は環境の中で造られるものです。最大限にそこの場所を活かした建築。

ここで、育つ子供達は幸せだな。

 

 

ikki      2012.5.30

 

 


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