mki-archi

home  concept  about  works  blog  link  contact


建築勉強会 第2回/中村区 - 2012/08/29

« prev

 

数人の仲間で廻る建築勉強会の2回目です。

今回の案内も、百デザインの中村さんのお世話になります。

まずは、中村公園近くの「浪速組」(名古屋支店)からです。1976年に竣工した村野藤吾さん設計の建設会社です。

    

オリジナルのレンガタイルで覆われた粗い素材の外観が品格を出しています。

手作り感と細やかなディティールが印象的で、デザインの質の高さを感じます。

  

村野さんといえば、階段のデザインですね。この階段も優しい手すりと細やかなデザイン。

そして、上から見てよくわかると思いますが、上り下りのしやすい、この段の角度のとり方。絶妙なフィット感がありました。

 

次は、そこから西へ進んだ稲場地公園内にある、名古屋市演劇練習館(旧稲場地配水塔・1937年竣工)を見学。

    

デザインといいスケールといい、日本の建築とは思えない迫力です。

こんな配水塔が昭和の初期に出来ていたなんて・・・と考えると驚きます。

そして、それが現在は演劇の練習場として再生されている。価値ある建築の命ですね。

愛称の「アクテノン」は演劇のアクトと外観からイメージされるギリシャ神殿パルテノンの合成語から生まれたそうです。

    

こちらは玄関と反対の外観ですが、5階へ上がる階段が飛び出してデザインを施されている、この部分が好きです。

ぼくは、こちらが正面でも良いように思います。

真ん中の写真は4階の配水管と中央にある芯柱です。この柱は右の写真(1階の図書コーナー)の左にある柱まで吹抜けでつながって見えていたようです。

ここで、感じたのは、シンプルな構造で堅固に出来ていれば、いかなるリノベーションでも対応できるということだと思いました。

歴史    昭和12年(1937)配水塔として竣工   昭和19年(1944)役目を終えて使用休止

       昭和40年(1965)中村図書館へ改修  平成3年(1991)図書館が移転され閉館

       平成7年(1995)名古屋市演劇練習場「アクテノン」として改修、開館 

 

 

その次に、中村遊郭のあった大門の近くに廻りました。

この辺りは古い木造の料亭も多く、驚いたのは、このリノベーションの発想です。

   

どちらも有名な長寿庵の近くにあります。

左が旧松岡旅館、右が旧料亭稲本です。どちらも今はデイサービスの施設になっています。

このリノベーションは、おどろきました。感心したのと呆れたのと両方です。お年寄りが親しみをもって接する空間としては素晴らしいと

思いますが、かなりの老朽化が進んでいる建物に、このような施設を設けてよいのか・・・・疑問が残ります。

 

そして、最後は安井さん(こども建築ネットワーク)の案内で、パナソニック電工でのLEDレクチャーを受けました。

最新のLEDの進化は素晴らしいです。どんどん昔の白熱電球に近づいてきましたが、コストがね・・・。

手を出したいがなかなか難しそうです。

 

今日もかなりの密度で、いろいろと刺激を受けました。

スケジュールから予約、案内までいろいろとお世話になりました。

中村さん、安井さんありがとうございました。

 

 ikki  2012.8.29

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


« prev-  diary / archive  -      

copyright©mki-archi All Rights Reserved.