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無駄のある住まいへ ・ 再生IGA - 2018/08/13

 

建築家プロデュースのスタジオからの連絡で伊賀に行ってきました。

めずらしい形でのリノベーションの話しです。

25年ほど前に親族のために建築されていた住宅が、途中で中止になってそのままになっているそうです。

この建築を引き継いで再生するプロジェクトです。

この外観、私には抵抗がありますが・・・周辺のお宅にはこの入母屋の家が目立ちます。

 

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屋根・外壁・窓と外部は仕上がっていますが、室内は土壁の下塗り段階で終わっています。

当然、間取りが決まっているため各々空間の大きさは定まっています。

 

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クライアントさんは、この在来木造の骨組みに魅力を感じられているようです。

出来るだけ1.2階とも天井を表しにして空間をデザインしてほしい。と言われました。

ここでデザインと技術的な機能性について検討事項が出てきました。

屋根を天井内で断熱するには、在来の湿式工法(杉の皮の防水・土下地)の瓦納まりは難しさがあります。

屋根は乾式工法(防水シート張り)だと、しっかり防水できて断熱材を天井内に設けることができます。

そして耐震性を上げるために重い瓦ではなく軽い板金屋根がお勧めです。

工務店には工法の選択とコストの比較をしてもらうことになりました。

 

クライアントさんの構想もあり、お話しを聞くと面白いイメージがいくつも出てきました。

美術・工芸の趣味嗜好も共感することが多くありました。

お好きな写真集や工藝・民芸品も拝見させてもらいました。

光を抑えた落ち着いた印象のもの、そして飾り気がなく素材を活かした無垢なものです。

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外枠としてのボリュームは定まっていますが、室内は力強い梁を活かしながらのデザイン・・・

そして北側に出来そうなL型に包まれた庭とリビングのつながりなど、

現況を最大限に活かしながらのリノベーションになりそうです。

ご要望のテーマは、無駄のある住まい・建築です。

機能性・合理性に抑制された建築は、ゆとりがなくつまらないものになります。

無駄から生まれる豊かさを求めて設計させてもらいます。

 

現在、他のプロジェクトの関係でしばらくお時間をいただくことになりました。

申し訳ありません。ご協力、ありがとうございます。

 

 

ikki                 2018.8.12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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