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平屋プラン「つながり・個と皆」/笠原の家・西春・高畑 - 2011/10/07

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この平屋のプランは長細い部屋がパラレルに並び、均等に恵まれた環境にある。
自然とのコミュニケーションを大切にしながら、個人の部屋と皆が集う全員の部屋がともに心地良い場所になるようにデザインしている。
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南と北に土間のテラスを設けて庭とのつながりを深めている。(屋外とのつながり)

 
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家族のコミュニケーションは、いつもプランニングの中で重要なテーマとしてきた。
西春の家ではガラス越しの中庭を間に水平方向につながる関係や、
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高畑の家では3層のフロアが階段を軸に垂直方向に吹抜けでつながる関係など、
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建築空間というハードな [ものづくり] から、互いのこころを気遣い感じ取るソフトな [ひとづくり] が、
時を重ねてできればな・・・・と。
今回は間仕切り壁にある「戸」1枚の関係にして、開けておけばダイレクトに、閉めておけば庭を通して間接的に(庭を経由したU字のつながり)コミュニケーションを持てる。
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平屋でのとなり通しの部屋は、これだけで近い関係になる。
しかし、気持ちの焦点を庭に向けることで2つの部屋の関係も柔らかくなるだろう。
人は家に住むことで多くのことを学び、多くのことを知る。
住まいを通して日常の生活から人の感性を養えると信じている。
PS.
高畑の家のご主人から先日、以下のようなコメントを頂きました。
「早いものでもう5年。住み始めた頃は、小学生と保育園だった3人の息子も、今では高校、中学、小学校高学年になりました。今でもよく、「仲がいいですね。」と言われるように、年ごろの男子3人が、自然に仲良く生活できるのは、この空間のおかげだと感じています。当然3人とも考え方や、性格も違い、けんかをすることもありますが、すぐに元どおりの関係に戻ります。
2階の子供部屋は、今でも仕切りのない空間ですが、机に向かって宿題をやったり、ソファで読書をしたり、床に寝そべってマンガを読んだりと、思い思いの活動をしているかと思えば、ソファに並んで腰かけ、悪だくみをしていたりと、居心地よく使っています。部屋のドア(といっても実物は存在しないのですが)を開け閉めしなくても、互いに適度にプライバシーを尊重し合う力が育っているようです。
巨大なワンルームのような空間ですが、家族がお互いに、話したいときに話し、一人でいたいときは一人でいられる位置関係を作り出すことができるのが、我が家の特長です。 
互いの姿が直接見えなくても、気配を感じながら生活でき、自然に声をかけ合うことができます。また、アパート時代の経験から生まれたダイニングテーブルとキッチンの位置関係は、家族の集まるセンター的な役割を現在も果たしています。
それぞれの空間の天井の高さの違い、それぞれの場所から見える庭の風景、階段を中心に回遊できる配置、フローリング、コンクリート、べニア、タイル、グレーチング、畳とそれぞれ違った感触の床面、ハイサイドライトやテラスの庇から入る陽の光、風の動き、照明のバリエーション、床暖房の心地よさ・・・家そのものと五感を通して付き合っているという感覚があります。
狭い家ながら、オープンとクローズ、スタイリッシュとリラクシングが程よく存在する我が家です。  」
ご夫婦ともに教師をされている建主さんからの貴重な感想でした。
2011.10.7

 

追伸

現在、お客様の都合で設計を中断してます。

工務店の方では下水道の工事を進めてもらうように多治見市役所と打合せを行ってもらっています。

(この笠原地区は古くからの民家が山の斜面に立ち並ぶ集落で、上下水道が整ってない地域があります。)

2011.12.13
 

愛知県 名古屋 建築家 設計事務所 向井一規建築設計工房


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