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こどもと育つ家 / 増築の提案 - 2012/06/08

 

5年ほど前に住宅メーカーで建てられた住宅の増築計画の相談がありました。

ご主人の会社の事務室と奥様の仕事場も住宅内にあり、機能的な大きさが足りなくなっているというお話しと・・・

5人目のお子さんがおなかにいて、まだ何人かお子さんが欲しいというお気持ちだそうです。

驚くようなお話しで、ご夫婦の力強さに感心させられてしまいます。

とにかくお子さんが可愛くてたくさんの家族で楽しく暮らしたい。

そんなご家族の気持ちに応えたくて、いただいた現在の住宅プランと敷地の環境を見て直ぐに検討させてもらいました。

南北に長い敷地の真ん中にある住宅のプランから、南側にあるLDKと新しくつくる「こども棟」の間に

木デッキテラスをもうけてここを中心に過ごす提案です。

 

テラスの向こうに増築する「こども棟」/東は木格子と植栽に包まれて、西はオープンな浴室と洗面コーナー。

 その上の2階は、木デッキテラスがあり手前の2階寝室(既設)からも2階テラスへ行けるようにしました。

いつものことですが、回遊できる空間が好きなので、行き止まりの無い、いろんな所に廻れるプランです。

 

既設の住宅から見た「こども棟」/テラスに面したところは全てガラスにして、LDK(1階)や寝室(2階)から気配や様子がわかる。

 

四角い箱の中に規則正しく並んだ柱を規準に高さの違う床を配置して遊ぶための家をデザインしました。

小さい時はこどもたちが自分で考え学ぶ場所を与えて、どこで何をするかは自由。

少しずつ大人になって来た時に自分のエリアを明確にして、自分の砦をつくるようなイメージです。

「西春の家」や「高畑の家」でデザインしてきた家族のつながりを、ステップアップしたような計画になります。

先日、ブログに書いた「もりの幼稚園」(長久手市)の見学や、以前設計に携わった「猿渡保育園」(知立市)の経験が

より今回の計画の確信につながっています。

異年齢保育(兄弟保育)の教育思想を、具体的な空間としてデザインするという計画です。

全てをデザインするのではなく、”こどもとともに育つ家” こんなコンセプトの家です。

今日は、このプランを好意的に見ていただきました。

今後、上手くいきますか・・・?  できるととても楽しい家になると思います。

 

ikki    2012.6.8


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