垂坂山の家

デッキコート・外室とつながって住む。

愛犬とともに暮らす終の棲家をもとめて建て直したコートハウス
リビングダイニングの大きな開口から開放された木デッキのコートテラスとの一体感のある空間で、愛犬と共にくつろぐことができます。内と外がつながる心地よい空間で、好きなワインを飲みながらゆったりとした時間を過ごせます。2階の黄昏テラスからは夕陽が落ちる垂坂山を望むことができます。・・・そんなくつろぎと癒しを感じる住まいです。

三重県四日市市

敷地:密集した住宅地、夕日が沈む小山

竣工:2017年5月

用途:戸建て住居

家族:夫婦

敷地面積:149.27㎡(45坪)

延床面積:90.25㎡(27坪)

1階:72.87㎡(22坪)

2階:17.38㎡ (5坪)

撮影:トロロスタジオ

 

 

 

家づくりのきっかけ・要望      

住宅メーカーの家に30年間住まわれていたご夫婦が、柴犬を飼われたことから愛犬(小春)と暮らす家を計画されました。
住宅密集地の敷地のため、愛犬とともにプライベートが護られたコートハウスを要望されました。

安らぎをもたらすプライベートコート

リビングダイニングの木製の開口部は、木デッキテラスは外室となり拡くつながります。外室との一体感は日々の暮らしに安らぎを与えます。道路に面したテラスの塀の高さはプライバシーを護りながら、空と光・風を感じることができる高さとしました。
寝室からも木デッキテラスへつながり朝陽とともに暮らしが始まります。
機能性のあるバックヤード

キッチンの隣にある洗面脱衣室にはトイレがあり、この室から浴室とウォークインクロゼットへ直接つながり、クロゼットの先には寝室があります。終の棲家としての水廻りと寝室からの水廻りへの導線を工夫しました。

住まわれてから1年半ほど経ってからいただいたメール
老後、二人と犬一匹が静かに暮らすには、このシンプルさこそがベストチョイスだったねと、まるで自分が設計したかのように悦に入っていました。大窓を開けきると、内が外に変化する。風を感じる。軒先と目隠し壁の間を夕雲が流れて行く。夕食はボサノバをBGMにワインを飲みながら、床を走り回る小春を眺めたり、訳もないことを酔いにまかせてグダグダ話し合ったり・・・。こんな素敵な空間を設計していただいて改めて御礼申し上げます。
「人生は中々ままなりません。喜びよりも悲しみのほうが多いかもしれません。でも、この一瞬さえあれば、明日もがんばれるかもしれない。そんな思いを与えてくれる家です。この家は。」

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