- 住まいづくり は 人づくり
建築は人がつくられる要因のひとつだと考えています。人は建築(住まい)で多くの日常生活を過ごし、大きな影響を与えています。そして、住まいという器の中で多くの時を積みかさねます。
「時は過ぎゆくものではなく、あなたの中に積もってゆくもの」という知人の書家の方が書かれた好きな言葉があります。
“住まいづくり は 人づくり“ だと思います。そんな時を大切にした住まいを設計させていただきます。
- 人が活き活きと暮らせる住まい
建築空間だけが映えるのでは無く、人の生活が豊かに重ねられて活かされる空間、そして人がより一層と活き活きと育まれる住まいをつくっています。人と人・人とモノがどのようにつながり対話するか、シミュレーションを積みかさねて設計をしています。人の存在・営みを美しく素晴らしいものだと感じられる住まいをつくりませんか。
- 自然と一体となるやすらぎのある住まい
自然の光・風・緑・水を日々の生活の中で感じられる住まいは、やすらぎを育んでくれます。四季を感じながら過ごす心地のよいストレスフリーな住まいをつくりませんか。奇抜なデザインではなく永く愛されやすらぎのある普遍的なデザインを考えています。
- 庭と室内が一体となる住まい
敷地の内外ともに屋外の自然環境を住まいに取り入れながら設計・デザインしています。方位と周辺環境も含んだ敷地全体の条件を読み取り、庭(屋外)と室内が一体となる住まいをつくりませんか。
- 住風景を大切にした住まい
住まいの外観は、街の中での新しい風景となります。奇抜に目立つのではなく街に寄り添った品の良い外観にデザインしています。住まう人だけでなく街・地域にとって心地よい建築、そして皆に愛される住まいをつくりたいと思います。
- 和のデザイン要素を取り入れたモダンな住まい
日本人の原風景である和のデザイン要素を大切にしながら、近代に生成された機能性(技術・設備)を用いつつ、過ごしやすいモダンな住まいをつくりませんか。和のデザイン要素はシンプルでモダンなデザインに置き換えることが出来ます。例えば、縁側は木デッキテラスに、引戸のふすま戸は引戸のパーティションに、和のデザイン要素からモダンな住まいをつくることができます。
- 屋外とつながる開口部を大切にした住まい
屋外の庭と周辺環境を取り入れる住まい・空間は、開口部が大切です。生活のスタイルを基本に心身に心地の良い開口部をデザインします。開口部には、「視覚・風通し・陽光・陰翳」という役割りがあります。適材適所の開口部をデザインしています。
- ナチュラル感のある住まい
人の身体が少しずつ時を積みかさねて味がでるように、住まいも過ごしながら少しずつ味がでます。クロス張りの壁・天井やウレタン塗装されたフローリングなどは味気ない空間になります。樹脂系で経年の変化が起きない高耐久の素材は出来る限り使用しないようにしています。心身に安らぐナチュラル感のある自然系の素材を使った住まいをつくりませんか。
- 図(家具)と地(空間・器)の調和を考えた住まい
建築設計は躯体(建築構造体)からプランニング(生活の間取り)という生活の空間・器(地)をデザインします。この空間は黒子となりますが、家具は品よく静謐な存在(図)であるべきです。機能とデザイン性の高い北欧家具やアンティークで簡素な家具は、居心地が良く質の高い生活を生み出してくれます。この図と地の調和が大切です。
- 機能とデザインの整合性を考えた住まい
機能性を重視すると人の気持ちが安らぎません。デザインを重視すると生活が難しくなることがあります。機能とデザインの関係は、相反することが多くあります。こだわりの機能を基本に、不便さを愉しみながら豊かな心を得る住まいをつくりませんか。
特記 小さくても豊かな住まい
小さな家だからこそ生まれる住まいがあります。
規模が小さいほどに設計者は身体の延長として建築を考えて、自分の心身と向き合う感覚になります。
自身のデザインが建築のすべてに及んでゆく充実感と達成感が得られます。
・配置計画や外構計画の設計密度が大切。
・家が敷地の範囲内で完結しない。
・家が他の人の気持ちに、町に、周りの自然に、広がりつながってゆく。
・個室を小さく最低限の機能にすると、家族の空間に溜まりやすい。
・建築の周囲の自然環境と関わる外皮(空間・部屋)がたくさん出来る。
・開口部を適宜に設け広く感じる工夫をする。
・限られた面積で最大限の機能が生まれる設計をする。
小さくて密な住まいは、上記のコンセプトが詰まった宝箱になります。
小さな家 大きさ/延床面積:100㎡=30坪 程度以下