蒲郡の家

土間空間で屋外とつながる家

 

山・川・そして畑のある土地で、家族4人が土・緑と親しむ住まいです。
のどかな三河湾のほとりで育ったご主人は、同じ三河湾の蒲郡にご家族との家を計画されました。敷地は、畑としていた土地を半分使っての設計です。
牧歌的な環境で自然と近しい心地よさを感じ生活したいというご希望でしたので、土間空間を中心に、畑の土や周囲の緑を身近に感じられる家を計画しました。

 

床を土間コンクリートで仕上げたダイニングキッチンは、ガラス戸を全開放すると土間テラスと一体となり、一瞬で屋外のような空間となります。土間テラスには網戸もあるので、夏でも屋外までの大きな拡がりとなり、まるで畑が室内とつながったかのような心地よさです。

 

連窓(東側)と土間テラス(南側)で外に開かれた1階は「開放的で心地よい癒しの場」です。これに対して、三角屋根の登り梁の天井に覆われた2階は「閉鎖的で篭るような落ち着きの場」です。1階と2階は陽と陰の対照的な空間となっています。
自然につつまれて家族と家がともに育つ、そんな住風景を目指しました。

 

data

家族 夫婦+子ども2人
住所 愛知県蒲郡市
竣工年 2014年
構造 木造2階建
延床面積 102.6㎡ (1階:57.8㎡ 2階:44.7㎡)

 

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現場の記録

 

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plan & section

 
 

愛知県 名古屋 建築家 設計事務所 向井一規建築設計工房